整理収納教育士が考えた!幼稚園児のお支度コーナー3つのポイント
幼稚園が始まると朝の時間に追われて、パパやママはイライラしがちではありませんか?
なるべく子供自身に準備させたい、でも時間が限られててササっと準備したい!
特に新幼稚園児さんだと、なかなか自分でできないから大変だよね……。
そこで幼児の整理収納に特化した整理収納教育士の資格を持つ、だるま(@okataduke-project )が幼稚園児のお支度コーナー3つのポイントを考えました!
- ワンアクションで出し入れできる
- 余白を作る
- 子供にあった高さで収納する
この記事では朝がラクになるお支度コーナーの作り方と、実際の写真を見ながら収納のポイントを紹介します。
我が家では子供が自分で身支度ができる事と、帰ってきて荷物やアウターが部屋の中に散らからないよう、玄関に近い場所にお支度コーナーを設置しました。
それぞれのポイントを紹介します。
1.ワンアクションで出し入れできる
お支度コーナーは全てワンアクションやゼロアクションで出し入れできるようになっています。
ケースを引き出すだけで洋服を取り出せたり、フックにかけるだけで片付けが完了だから幼稚園児でもできる!
フックにかけるだけの動作も面倒なときのために、空いているコートの下に収納ケースを設置。
ケースに投げ入れるだけでもOKにする事で、散らかるのを防ぐことができます。
最初のうちは子供がやりやすい方法を見つけるためにも、置き場所を複数作っておくのがおすすめです。
子供の性格や癖に合わせて、ラクに出し入れできる方法を見つけるのが1番大事だよ!
2.余白を作る
断捨離をするときや、整理収納をするうえで大事なのが余白を作る事。
新しい物を購入した時に、入るスペースを作るためでもありますが、今回は子供が自分で出し入れしやすいように余白を作っています。
余白の目安としては、子供が取り出した時に他の服が一緒に出てこないかどうか。
他の服も一緒にくっついてきてしまうと、そのまま床に散乱してしまう恐れがあります……。
床に落ちが服を片付けるのってイライラするよね……。
収納ケースにしまった時に余白が作れない場合は、季節外の服をお支度コーナーとは別の収納スペースにまとめておくことをおすすめします。
あくまでもお支度コーナーは子供が身支度をする時、子供が自分でできるようになっていくのが1番大切です。
3.子供にあった高さで収納する
いくらワンアクションやゼロアクションで出し入れできるようにお支度コーナーを作っても、子供の身長にあっていないと出し入れしづらく自分でやらなくなります。
腰の高さから目線の位置までが【ゴールデンゾーン】と呼ばれていて、体を屈めたり背伸びしたりせず、ラクに物の出し入れができる高さです。
朝のお着替えで1番使うTシャツなどは、ゴールデンゾーンに設置。
なおかつ立った時に上から見やすいようにしています。
収納グッズも空間の余白を作ると、近くにきただけで手前の物が見やすく何が入っているかすぐわかるよ!
ハンガーなどは背伸びせずにかけられる位置が理想的なので、突っ張り棒など高さを変えられる物を使うのがおすすめ。
3歳の身長では中が見えにくい収納エリアには、現在お手紙を入れていますが成長とともに洋服を入れるなど変化させることができます。
子供がイヤイヤ期でそもそも服を着れくれない時
お支度コーナーを作ったものの、朝着替えるよ!と伝えても全然着替えをしてくれない時ありますよね……。
我が家は朝のご機嫌がよろしくないとき、全然服を選ばず着替えてくれない時があります。
そんなときは上下2種類ずつ取り出し、子供に選ばせるようにしています。
ポイントは選択肢を減らして選びやすくする事と、2種類のうち1種類は子供の気に入っている服にしておく事!
引き出しにあるたくさんの中から選ぶという動作は、子供にとって結構大変な事。
ご機嫌斜めなときは特に嫌がるので、2種類に減らして子供にどっちがいい?と決めせせるのがポイントです。
それでも子供が決めないときもありますが、そのときはどちらも嫌だっていうことを自分で決められたね!と褒めてからパパやママが服を選んで大丈夫です。
どっちもイヤ!
お!どっちも嫌って決めれたんだね!じゃあ今日は私が選ぶから、もう着替えもサポートしちゃうわ!!(有無を言わさずお着替え)
お支度コーナーで使っているラックや収納グッズ
我が家のお支度コーナーで使っているラックや収納グッズも紹介します。
収納ラックはDIY
市販のカラーボックスの場合は奥行きの平均が29cmなので、ハンガーにかけるとコートがはみ出します。
使いたい収納グッズやコートなどをはみ出さずに収納したかったので、夫が手作りしました。
コートやパーカーがはみ出さないので、手作りしてよかったよ!
市販のものでもカラーボックスより奥行きがあるものも販売されています。
収納グッズは無印良品やDAISOを活用
洋服や肌着を入れているのは、無印良品の【ポリエステル麻 ソフトボックス 角型 小】を使用。
とても軽く子供の力でも出し入れしやすいほか、静電気でホコリなどがつきづらいデザインなのもおすすめポイント。
市販のカラーボックスに収納するなら【ポリエステル麻 ソフトボックス 長方形 小】だとぴったりだよ
中の仕切りはお金をかけず自由に変更しやすいように、牛乳パックで作っています。
ポケットティッシュやハンカチなどを入れているのは、DAISOの【Life TRAY M70・L70】を使っています。
奥行きが少ないので、市販のカラーボックスでも使えるサイズ。
M70はポケットティッシュやハンカチがぴったりで、L70は子供用のマスクがぴったりでした。
コートやパーカーをかけるために使っているのは、DAISOの突っ張り棒と西松屋のベビーハンガー。
突っ張り棒を使うと、子供の身長やラックの幅に合わせて長く使えるのでおすすめです。
まとめ
子供が自分で身支度できるようになるためには、お支度コーナーをより快適に使いやすくするのがとても大切です。
- ワンアクションで出し入れできる
- 余白を作る
- 子供にあった高さで収納する
3つのポイントをおさえてお支度コーナーを作れば、子供も親も朝がラクに笑顔で過ごせるようになります。
幼稚園児は自分でできることがどんどん増えてくるので、今回の収納方法だけではなく自分の子供に見合った配置や収納グッズを活用してオリジナルのお支度コーナーを完成させてみてください!